2018年01月11日

4年前のカルテ

PET-CT検査の結果の説明があった後、放射線科の先生に、腫瘍が小さくても悪化していく時は体調を崩される患者さんが多いのですが、体調いかがですか?大丈夫ですか?と聞かれました。

ステロイドはこの当時はもう飲んでいなかったのだけれど、おかげで目眩とふらつきはほとんどなくなり、時々空咳が出る程度でした。

咳が出る原因は放射線治療の副作用だと思っていたのですが、肺の転移も関係していたのかどうか聞いてみる。

肺の白くなっているところは放射線治療で起きた炎症で間違いないと思うので、まだ咳が出てもおかしくないと思います。ただ、肺にあった転移巣も気管支に近い場所なので、咳の原因は両方だと思いますと言われました。

がんの自覚症状もまだ少ないみたいだし、何よりです。良かったですと先生が言ってくださいました。



再発転移が見つかった時に通院していた大病院はこの病院と同じ病院なので、過去のカルテも診てくださっていたようでした。

抗がん剤治療によって左右の肺に7個、肝臓に1個、卵巣にあった転移がほぼ消失し、再発転移してからちょうど4年、咳以外の自覚症状がない状態で今回放射線治療科を受診したことに驚いていらっしゃいました。

こういう患者さんを診ていると、最近は薬がかなり良くなってきているので、クオリティを損なわずに長期延命することが夢ではなくなってきたと本当に喜ばしく思いますと先生に言われました。

薬だけでなく、放射線治療についても研究が進んでいて、より効果を高めるためにラジオ波に近いような治療の治験もやるようになったみたいです。

残念ながら転移してしまった乳がんは治りはしないけれど、薬や放射線治療を使ってうまくコントロールすれば、他の生活習慣病のように寿命を全うできるようになることも、そのうち可能になるかもしれないですねと先生は仰っていました。

先月に撮ったCTと今回のPET-CTを比較したら、肝臓の腫瘍の大きさはほぼ変わっていませんでした。

今は病気の進行も速くはなさそうなので、急いで抗がん剤をやらないといけない状態でもないと思いますけど、放射線治療をすることができないので、放射線治療専門の私が匙を加減することはもうないですと言われました。

今後は抗がん剤治療の適用になりますが、希望があればこちらの病院の腫瘍内科へ紹介状を書きますけどどうしますか?と先生に聞かれました。

現在通院している病院へかかりますとお伝えしたら、ではそちらへ紹介状のお返事とPET-CT検査の結果を送っておきますと言われました。

こちらの大病院は緩和病棟がないのと自宅から少し遠いので、この当時から2年程前に現在の病院へ転院していました。以前の主治医は異動されて、もうこの大病院にはいらっしゃいませんでした。

この病院にはいませんけど時々会うことがあるので、お元気にされていることを伝えておきますねと先生が言ってくださいました。

放射線科の先生とは2日しかお会いしなかったのだけれど、親切で良い先生でした。

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posted by チロル at 19:44 | 体幹部定位放射線治療